株式へ投資をすると投資先の利益を配当という形で受け取ることができます。それは株式投資における大きな魅力の一つでございますが、配当金以外に株主へ分配する方法を採用する企業があります。その分配方法を【株主優待】といいます。
株主優待とは株主に対し配当とは別に自社の商品やサービスなどを提供することです。例えば飲食店を経営する会社であれば店舗で使える商品券や割引券、メーカーであれば自社製品、本社のある地域の特産品を贈る会社もあります。
なぜ株主優待制度を導入するのか?
株主優待制度を導入する会社にとって、株主に対して独自のサービスを提供することで株式の長期的な保有や、新商品の告知や事業内容を理解してもらえるなどの効果が期待できるからです。いつまでに買えばいいの?
株主優待を実施している銘柄にはそれぞれ権利確定日があり、権利確定日の大引けにその株式を保有していれば株主優待をもらう権利を獲得できます。通常は権利確定月(銘柄によっては年間に複数回の優待を実施しています。)の最終営業日から3営業日前の日が権利確定日となり、その日の大引けまでに対象の銘柄を買って保有している必要があります。つまり1日でも権利確定日の後に株式を買い付けても権利を受け取れません。また、権利確定日の翌日にその株式を売却しても権利は失われません。 このように権利確定日の翌日は株主優待の権利がなくなってしまうので、株価が下落する可能性が高くなります。 ちなみに株式の配当金も同じ仕組みになります。
※本レポートは2018年08月16日時点の制度となっています。 2019年07月16日約定分より上場株式等の受渡日は1営業日早まりました。 そのため、本スケジュールが現在の制度であった場合は権利確定日は9月26日となり、権利落ち日は9月27日となります。
優待はいつもらえるの?
通常の株主優待であれば権利確定から約2~3カ月後に自宅へ届きます。ただし、優待内容の性質上権利日からだいぶ日数が経ってから届く場合があります。例えばキノコ等で有名なホクトは優待にキノコが選択できることから、キノコの旬である秋(10~11月頃)自宅へ届きます。具体的にどんな株主優待があるの?
株主優待実施企業数は、1,300社を超えます。 その全てをこのページ内に載せるのは困難であるため、比較的人気のある銘柄をご紹介いたします。
また、楽天証券のホームページ内にて株主優待を検索できますので参考にしてください。
楽天証券:株主優待検索
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/search/hp_search/index_search.html
